納得できるから無理なく楽しく続けられる。

【先輩インタビュー01 松田かこさん】
千里金蘭大学卒業、2023年入職。
2歳児クラスの複数担任を経験して、現在は0才児クラスのクラスリーダーです。

(このインタビューは2024年8月下旬に実施したものです)

今のお仕事内容を教えてください。 

0歳児を担任をしています。ミルクをあげたり、園庭であそんだり、一人ひとりとゆったりかかわりながら過ごしています。夕方頃からは0・1・2歳の合同保育になり、みんなで自由にあそびます。 

0歳児の担当はどうですか?

去年は2歳児クラスの担当で、ある程度自分のことは自分でできる子どもたちと毎日会話をして過ごしていたので、最初は不安でした。赤ちゃんだから意思疎通が難しいし、まだ歩けないので移動するのも精いっぱい。でも、乳児リーダーの山田さんにフォローいただいて、頼りながら、教えていただきながら、今では毎日楽しんでいます。 

保育士になって大変だと感じることは? 

よく考えてみたんですが、あんまり大変だと思ったことがないんです。本当に毎日が楽しい。「他の関わり方がよかったかな」とか「いい言葉がけができなかったな」とか、反省することはありますが、子どもたちの面白エピソードでどんどん上書きされている感じです。しんどいとか、大変という気持ちよりも子どもたちのかわいいが勝つんですよね。

職員同士が相談しやすい環境で、普段から保育以外の話もよくしますし、一人で抱え込んでしまうことがないんですよね。 

学生時代の教育実習先ももみじ保育園だったんですよね

そうなんです。インターンシップでは新しくできた保育園へ行ったので、実習ではベテランの保育士さんがいる園にしようと考えていました。保育方針も自分に合っていたので、もみじ保育園での実習を決めました。実習以外では、大学2年からはこども園でアルバイトも。私の場合、園見学にはほとんど行かず、何日間かだけでも実際に園で経験してみる方が自分には合った園を見つけられるかなと思っていました。 

教育実習中の思い出は? 

一番印象的だったのが、園児と職員の信頼関係を目の当たりにしたことです。

音楽あそびの中で、子ども同士が楽器の取り合いになったことがあったんですね。できるだけ子どもたち自身が自分で考えてあそべるようにと職員は入らず、止めたりもせずに見守っていました。結局、一方の子どもが譲ってあげる形に。その譲ってあげた子が、そのあと保育士のところへ寄って来て、膝の上にちょこんと座ったんです。膝の上で、一息ついて気持ちを落ち着かせてから、また次のあそびに向かっていったんです。この時、これがまさに学校の授業で習ったことだ!と思いました。安心できる場所があるから、子どもは探求心をもって冒険できる――その瞬間をリアルに見た気がして、すごく印象に残りました。信頼関係が築けているからこそですよね。子どもたちを信じて見守る保育方針が、実践されていることにも感動。私も先輩たちのように子どもにとって安心できる、よりどころとなる存在になりたいと思いました。 

 

「子どもにとって安心できる、よりどころとなる存在になりたい」

就職先にもみじ保育園を選んだ理由は?

人数の規模感とアットホームな雰囲気はもちろんですが、一番の決め手は、表現あそびの外部講師・楽さんの「園全体でここまで保育方針や考え方が共有できているところはそうそうないよ」というお言葉でした。

  たとえば、もみじ保育園では手を拭くときは右から、服を着るときも右からと決まっているんですね。生活の中でそういった一連の流れを定着させることで、子どもたちが落ち着いて安定した生活を送れるようになるんです。一つひとつの援助にちゃんと理由があって、明確な意味がある。職員皆さんがそれを理解して実践しているのがすごいなと思いました。私自身も腑に落ちたし、納得できるからこそ今も無理なく楽しくできているんだと思います。

あとは自由なところも好きです。制作の時間がある園もいいけれど、あそびの中で自分が想像したものを自由に創る。子どもらしい作品というか、子どものありのままの表現を大切にしているんだなと感じました。 

もみじ保育園の魅力は?

異年齢クラスの保育だと思います。異年齢で活動する中で、年上の子にはいつの間にか責任感が芽生えているんです。給食時にお汁をこぼしたり、お片づけで困っている子がいたりしたら、さっと手伝いにいくんですよね。それで、助けてもらっていた下の子たちが年長になると、今度はその子たちが同じように下の子を助ける。助け合いが自然とできるようになっているのがすごいですよね。

私自身も幼稚園の頃からガールスカウトに入っていたので、異年齢のかかわりの大切さは知っていましたが、ここに来て改めて実感しました。近くにお手本になる存在がいることで、安心して活動できるんだと思います。先生とはまた違った頼れる存在、それが安心感につながるんだと思います。 

好きな行事は?

夏のもみじフェスティバル(夏祭り)が好きです。クラス関係なく、全園児とその保護者さんが参加するお祭りなんです。保護者さんと園児が一緒に過ごしている様子を見られるのもお祭りのときくらいなので、そういう時間がいいですよね。子どもたちを通して、保護者同士の交流が深まっているのもいいなと思います。 

保護者さんとのかかわりは?

就職前は、保護者対応が不安でした。でも実際は保護者さんから学ぶこともすごく多いし、困ったときはペアの先生に助けていただいていたので心強かったです。 

子どもたちとの面白エピソードが毎日たくさんあるので、保護者さんとの話が尽きず、私の場合、特に保護者対応が長いかもしれません。ついついしゃべっちゃって、早く帰りたいなと思われているかも(笑)。

「近くにお手本になる存在がいることで、安心して活動できる」

プライベートの過ごし方は?

母と一緒に今もガールスカウトに参加しています。あとは、好きなアーティストのライブにも行ったり、姪っ子とあそんだり。学生時代の友人や、職員同士で出かけたりすることもあります。   

実習生を迎える立場になりましたね。どんなところを見ていますか?

楽しめているかな?とうのは気になります。私自身、楽しく笑顔でをモットーにしているので、子どもたちと楽しく関われている実習生さんはいいなと思います。積極的に子どもたちのことを知ろうしてくれている姿勢はうれしいです。 

就活中の学生さんに向けて、就職までにやっておけばよかったと思うことなどあれば

歌や手あそびなど、あそびのレパートリーを増やしておけば良かったなと思います。クラスがわちゃわちゃとなった時、とっさに引き付けられるあそびの引き出し。私自身は、今先輩方から学びながらいろんなあそびを取り入れ、日々の保育で活用しています。 

最後に、この仕事のやりがいについて教えて下さい

やっぱり子どもたちの成長です。0歳児の担当なので今は特に。1年間で一番成長する時期だからこそ、日々の成長に驚きの連続です。

 私の勝手なイメージですが、社会人になると月曜日が来るのってすごく憂鬱じゃないですか?でも私は楽しみなんですよね。日曜になると、明日はどんな姿で子どもたちが来るんだろうと考えてワクワクします。こんなに月曜日を楽しみにできる仕事ってあんまりないよなって思います。

「こんなに月曜日を楽しみにできる仕事ってあんまりないよなって思います。」

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